FIREとは、
経済的自立し早期退職するライフスタイルのことです。
完全に仕事をやめてFIREするためには、非常に高額な資金が必要になるため、とてもハードルが高くなります。
FIREについての詳細は別の記事で紹介しています。
しかし、一口にFIREと言っても実はいくつか種類があります。
この記事では、
FIREの種類
について紹介していきます。
中には十分現実的なものもありますので、自分の理想に合ったライフスタイルを探してみるのも良いかもしれません。
- Fat FIRE (ファットFIRE)
- Learn FIRE (リーンFIRE)
- SideFIRE (サイドFIRE)
- Coast FIRE (コーストFIRE)
- 失敗しにくいのはサイドFIREとコーストFIRE
Fat FIRE (ファットFIRE)
目標資金:年間生活費25年分
ファットFIREとは
完全に仕事をせずに資産収入などの不労所得のみで生活するスタイルです。
一般的にイメージされているFIREはこれに当たります。
Fatとは、”贅沢のできる”という意味であり、FIRE後も仕事をしているときと同様の生活水準、もしくはそれ以上生活ができるくらいのことを指します。
つまり、年間生活費の25倍以上の資金を作れた状態ということになります。
ここまで来られたら、もう人生”あがり”と言っても良いでしょう。
Learn FIRE (リーンFIRE)
目標資金:年間生活費12.5年分
リーンFIREとは、
生活水準を限りなく抑え、資産収入などの不労所得のみで生活するスタイルです。
Learnとは、”悟る・習得する”というような意味であり、日々の生活から無駄を省いて必要最低限の資金で生きる方法を確立することを指します。
例えば日頃から節約生活をしている方や、ミニマリストの方などに向いています。
3,000万円~4,000万円の資金で達成できるため、若いうちに達成しやすいのも魅力です。
しかし、くれぐれも無理して生活費を落とすことのないように注意が必要です。
SideFIRE (サイドFIRE)
目標資金:年間生活費12.5年分
サイドFIREとは、
収入の半分を投資収入で、残りの半分を労働所得で得る生活スタイルです。
似たものでBarist FIRE(バリスタFIRE)というものがあり、
- サイドFIRE ➡ 半分が投資収入、半分が副業収入
- バリスタFIRE ➡ 半分が投資収入、半分がパートタイム収入
という定義がやや異なりますが、日本ではどちらもサイドFIREという呼び名で浸透しています。
投資収入が全収入の半分であるため、ファットFIREに比べると目標とする資金も半分で済みます。
定職に就く必要がなく自由な時間も多いため、とにかく時間に縛られない自由な時間が欲しいという方におすすめです。
最近の若い人の間ではひそかにサイドFIREブームとなっており、目指す人年々増えています。
Q. 3,000万円あればサイドFIREできるって本当?
A. 生活費が月20万円以下であれば達成
FIREの目標金額は年間生活費の25年分(4%の利回りで生活できる金額)です。
サイドFIREは半分が投資収入なので目標金額も半分になり、年間生活費の12.5年分が目標ということになります。
つまり、
3,000万円÷12.5=240万円
年間240万円(=月20万円)で生活できる人であれば、3,000万円の資金でサイドFIREが達成できるということになります。
Coast FIRE (コーストFIRE)
目標資金:約2,000万円
コーストFIREとは、
資産には手を付けず投資などで増やし、仕事での収入は全て生活費にあてるスタイルです。
他の”早期リタイア”に重きを置くFIREとはやや毛色の違うものであり、コーストFIREは”経済的な自立”を重視したFIREです。
Learnとは、”楽に進んでいく”というような意味であり、一定以上の資産を貯めればあとは複利の力で雪だるま式に増やしていくことを指します。
つまり、将来の資金を貯める心配はなくなるので、今の収入を全て今の生活で使い切ることができるので、生活水準を上げることができます。
失敗しにくいのはサイドFIREとコーストFIRE
失敗するリスクが低いのは、サイドFIREとコーストFIREです。
サイドFIREとコーストFIREに共通していることは、
”仕事をしている”
ということです。
フルタイムであれパートタイムであれ、仕事を続けるということはFIRE失敗のリスクを下げます。
仕事を止めてしまうと人間関係の希薄化や資産の増減に対する不安などのストレスを感じる可能性があります。
また、もし失敗してしまったときに一旦辞めてしまった仕事をまた新たに始めるというのは簡単なことではありません。
仕事を辞めるということは、大きなリスクであるということを忘れてはいけません。
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