2023年11月27日
SBIホールディングスが、
ステーブルコイン「USDC(USDコイン)」
を発行するアメリカの金融企業である
「Circle Internet Financial」
との業務提携を発表しました
主な合意内容はとしては、
- 日本国内における”ステーブルコイン”「USDC」の流通
- Circleの銀行口座開設
- CircleのWeb関連サービスの普及
を目指すということになっています。
つまり、
USDCが、
SBI証券で購入できるように
なるかもしれないということです。
ステーブルコインとは
ステーブルコインとは、
”市場で取引される法定通貨やコモディティ商品(金など)と価格が連動している暗号通貨”のことです。
ビットコインなど価格変動が大きい暗号通貨(暗号資産)と比べ、価格が安定しているというのが最大の特徴です。
売買差益を得るための投資というよりは、安全に保有できるインフレや通貨危機に備えるための資産と言えます。
USDC(USDコイン)とは
USDC(USDコイン)とは、
”Circle社が立ち上げたステーブルコインの名称”です。
Circle社は仮想通貨業許可証を取得している信用性の高いサービスを売りにしています。
現在のステーブルコインの時価総額としては、世界初のステーブルコインである
「USDT(ティザー)」
が第1位の地位を確立しています。
USDCはUSDTに次ぐ、時価総額第2位のステーブルコインです。
またUSDCは、
”法定通貨担保型ステーブルコイン”
であり、米ドルを裏付けにすることで価値の安定性を保っています。
そのため原則として
1通貨=1米ドル
で交換が可能という特徴もあります。
将来USDCが簡単に買えるようになるかも
もし今ステーブルコインを購入するとしたら、
まず日本で暗号資産を購入⇒海外取引所でステーブルコインを購入
という2段階で購入する必要があり手間がかかります。
そのため、現在日本でステーブルコインを所有してい人はごく僅かです。
もし、SBI証券の目指す合意が実現すれば、おそらく今より遥かに簡単にUSDCを購入することができるようになるはずです。
購入フローが簡単になれば、日本でもステーブルコインが普及するようになるかもしれません。
SBI証券の今後に注目
新NISA制度に向けて日本の証券会社による”顧客獲得合戦”が繰り広げられています。
今回の業務提携で合意した内容の実現にはまだ年月がかかるでしょうが、最大手であるSBI証券がライバルをさらに突き放す追い風になるのか。
今後の展開が注目されます。
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