SBI証券「はじめて信用」で信用取引デビューしよう!メリットとデメリットをわかりやすく解説!

この記事では、SBI証券のはじめて信用についてわかりやすく解説し、

  • 「はじめて信用」ってなに?
  • どんな特徴があるの?
  • 普通の信用取引と何が違うの?
  • 審査はあるの?

というような疑問を解決します!

 

SBI証券「はじめて信用」とは

まず、はじめて信用とはどんなサービスかを見ていきましょう。

信用取引については以下のリンク先でくわしく紹介しています。

りんたろー
りんたろー

「信用取引」がどんなものかを知ってから読んでくれた方がわかりやすいよっ

「はじめて信用」=初心者向け信用取引

はじめて信用は、信用取引の初心者に向けにリスクが低めに設定されたSBI証券オリジナルの信用取引サービスです。

2025年現在で初心者向けの信用取引サービスがあるのはマネックス証券の「スタート信用」とSBI証券の「はじめて信用」だけです。

初心者でも始めやすい、また大きな損をしにくいような仕組みになっていますので、その内容を紹介していきます。

 

SBI証券「はじめて信用」と普通の信用取引の違いは?

次に、はじめて信用は普通の信用取引と比べて何が違うのかを見ていきましょう。

投資経験ゼロでも始められる

はじめて信用は投資経験がなくても始めることができます。

普通の信用取引は、具体的な期間などは明かされていませんが基本的にある程度の投資経験がないと申込の審査が通りません。

レバレッジなしで建玉合計500万円まで

はじめて信用はレバレッジ1倍まで、つまりレバレッジをかけることができません。

レバレッジをかけられないということは、追証や強制決済が発生しにくく、不足金が発生する可能性は限りなくゼロに近いといえます。

ただし、急激な相場変動があるとこれらが発生する可能性もあるということを覚えておきましょう。

また、普通の信用取引の建玉上限は個人によって違いますが設定できますが、はじめて信用の建玉上限は一律で500万円です。

建玉上限たてぎょくじょうげん
信用取引で持てる株の「買い」と「売り」の合計の金額の上限、もしくは株数の上限。投資経験や資産状況によって変わる。

SBI証券の「はじめて信用」のメリット

次に、はじめて信用が普通の信用取引と比べてどのようなメリットがあるかを見てみましょう。

投資経験がなくても申込OK

はじめて信用は投資経験ゼロでも申し込むことがきるため、投資初心者でも申し込むことができます。

ただし、申込時には審査があるので誰でも確実にできるわけではありません。

上限あり・レバレッジなしで安心

はじめて信用はレバレッジは1倍まで、建玉上限は500万円です。

ついレバレッジをかけすぎて大きな損をしてしまうというリスクが低くなるように制限されています。

初心者にも安心な設計です。

クロス取引に最適

はじめて信用はレバレッジや上限などの制限がありますが、クロス取引をするには特に問題がないと言えます。

低コストで株主優待は欲しい、だけどハイリスクな信用取引には手を出したくないという人にはおすすめです。

クロス取引
同じ株を「信用で売る」と同時に「現物で買う」ことで、株主の権利だけを得る方法。主に株主優待をもらいたいときに使われ、値動きによる損益をできるだけ少なくする。

クロス取引にについてはリンク先でくわしく説明しています。

ゼロ革命なら売買手数料が0円

はじめて信用はSBI証券の手数料無料サービス「ゼロ革命」対象であれば売買手数料が0円です。

ゼロ革命はインターネットコースの人はもれなく対象なので、対面コースなど特殊なコースを選択していなければ該当するはずです。

この点は普通の信用取引と同じですが、後ほど紹介する金利、貸料、管理費も普通の信用取引と同じく発生するので注意が必要です。

SBI証券の「はじめて信用」のデメリット

次に、はじめて信用が普通の信用取引と比べてどのようなデメリットがあるかを見てみましょう。

金利、貸料、管理費がかかる

はじめて信用は普通の信用取引と比べて制限があるものの、コストは同じだけかかります。

はじめて信用にかかる費用はこのようになっています。

  • 金利
    借りたお金に対して年間2.8%、1日あたり約0.0077%の金利が発生
  • 貸株料
    借りた株の株価に対して年間1.1~1.15%、1日あたり約0.0030~0.0032%の金利が発生
  • 管理費用
    一ヶ月以上建玉を持ち続けると発生。1000株までは最低料金110円、1,000株を超えると0.11円×株数で計算され、上限は1100円
信用取引の金利きんり
信用取引で株を買い建てする際、証券会社から借りた資金に対して年率で発生する費用。決済まで日割りで加算される。
貸株料かしかぶりょう
信用取引で売り建て(空売り)をする際、証券会社から借りた株に対して年率で発生する費用。決済まで日割りで加算される。
信用取引の管理費かんりひ
信用取引で建玉を1か月以上保有すると、管理費が1建玉ごとに定額で発生します。
日割りでは増えず一ヶ月ごとに加算されることが多い。

「HYPER空売り」ができない

HYPER空売りハイパーからうりは、通常信用取引で購入できないような上場したての銘柄などを空売りできるSBI証券のサービスです。

通常の費用にプラスしてHYPER料(プレミアム空売り料)という費用がかかります。

SBI証券の通常の信用取引では可能ですが、はじめて信用ではHYPER空売りは利用できません。

空売りについてはリンク先でくわしく説明しています。

「日計り信用」ができない

日計り信用は、証券会社から借りた株や資金を当日中に必ず返済する、つまりつまり当日中の決済を条件に金利と貸株料が0円になる信用取引です。

通常の信用取引では当日中の決済でも1日分の費用が発生するのでお得にデイトレードができるサービスです。

しかし、ポジションを翌日に持ち越すと、通常の信用取引に自動で切り替わり、追加の費用が発生します。

SBI証券の通常の信用取引では可能ですが、はじめて信用では日計り信用は利用できません。

SBI証券「はじめて信用」は審査は必要?

はじめて信用にも審査があります。

投資経験がなくても問題ないとされていますが、具体的な審査基準は明かされていません。

しかし、はじめて信用は普通の信用取引の審査に比べてリスクが低い分、審査も比較的通りやすいと予想できます。

「はじめて信用」の審査に落ちたらどうしたらいい?

残念ながらはじめて信用の審査に落ちてしまっても、心配することはありません。

またはじめて信用に申し込むことも、他社の信用取引に申し込むこともできます。

ただし、審査に落ちた理由は明かされません。

審査に落ちた理由はわかりませんが、もしまた申請する場合は「資産状況」や「連絡可能性」などを改善する必要があるかもしれません。

途中から普通の信用取引に変更できる?

はじめて信用を利用して途中から普通の信用取引に切り替えることはできます。

しかし、その場合はあらためて信用取引の審査を受けて必要があります。

信用取引の審査も具体的な審査基準は明かされていません。

まとめ

  • 「はじめて信用」は投資初心者向けの信用取引サービスで、リスクが低めに設計されている。
  • レバレッジは1倍まで、建玉上限は500万円と制限があるため、大きな損失になりにくい。
  • HYPER空売りや日計り信用など一部の取引は利用できないが、クロス取引には向いている。
  • 売買手数料は無料だが、普通の信用取引と同じ金利、貸株料、管理費がかかる。

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