「投資に興味はあるけど、なんだか難しそう…」
と思っている方に、投資とはどういうものかを簡単にわかりやすく解説していきます。
知ってみるととても簡単です。
投資とは
金銭的な投資とは簡単に言うと、
“お金を使ってより大きなお金を得る”ことです。
投資で利益を得るためには大きく分けて3つの方法があります。
- 利益を産み出すものを持ち続ける
- 今後価値が上がるものを買い高くなったら売る
- お金をプロに増やしてもらう
これらをわかりやすくご説明するために、
”あなたが吉野家ホールディングスの株を100株持っている”
という設定で考えてみましょう。
※税金は考えないものとします。
1.利益を生み出すものを持ち続ける
株主優待
あなたが吉野家を100株持っていることでこの画像の条件を満たしているため、2月と8月の年に2度、吉野家で使用できる飲食券500円分×4枚もらえます。
※実際送られてくるのは数か月後。
このように、
株を持っていることで商品がもらえる制度を”株主優待(優待)”と言います。
配当金
また、【配当】のところに”5”と記載があります。
これは1株あたり5円のお金がもらえる予定であるという意味です。
あなたは100株持っているため、
2月と8月に500円がもらえる予定であるということです。
このように、
株を持っていることでもらえるお金を”配当金(配当)”と呼びます。
インカムゲイン
以上をまとめると、あなたが持っている吉野家の株100株が1年間で産み出した利益はこのようになります。
- 優待 : 吉野家の飲食券4,000円分
- 配当 : 1,000円
このように、継続的に受け取れる利益を”インカムゲイン”と言います。
インカムゲインの特徴は、利益はそこまで大きくないが、株などを持ち続けるだけで定期的に利益を得ることができるということです。
2.今後価値が上がるものを買い高くなったら売る
このグラフをチャートといいます。
チャートを見ると、吉野家の株価は2023年1月時点で2,300円程度だったことが分かります。
この記事を書いている2023年8月17日時点での吉野家ホールディングスの株価は3,160円です。
もし1月に吉野家の株を2,300円で買っていて今3,160円で売ると、1株当たり860円の利益が出ることになります。
つまり、100株買っていたら86,000円という大きな利益を得ることができます。
購入と売却の差益のことを”キャピタルゲイン”と言います。
キャピタルゲインの特徴は、大きな利益を得られる可能性もあるが、反対にマイナスになることもある。
また、売却して利益を得りうため持っていた資産(株など)を失うということです。
3.お金をプロに増やしてもらう
自分で投資することが難しい場合、資産運用会社のプロにお金を預けて、お金を増やしてもらうことができます。
この資産運用会社が多数の投資者から出資を募り、大きな金額にして運用して利益を出します。
企業が出資金を集め運用して還元する仕組みをファンド、運用するプロのことをファンドマネージャーと言います。
ここで注意するべきなのは、プロとはいえ100%お金を増やせるという保証はないということです。
株価は企業の業績はもちろんのこと、経済状況や海外情勢など様々な要素によって変化します。
しかし、知識を持っているプロが多額の資金を運用することで、高い確率で利益を出すことができます。
このように、ファンドが運用してお金を増やす商品を”投資信託(上場している投資信託はETF)”と言います。
投資信託の特徴は投資者本人はお金を支払うだけなので、知識や時間がなくてもできるということです。
まとめ
- 投資=お金を使ってより大きなお金を得ること
- 投資には3種類の利益が存在する
- 持っているだけで定期的に利益を受け取れる利益=インカムゲイン
- 購入時と売却時の差益=キャピタルゲイン
- プロに運用を委託する=投資信託・ETF
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント