設定以来続く最高のパフォーマンス!ソニー生命「SOVANI」についてわかりやすく解説| 注意すべきポイントとは【利回り実績と手数料】

タケ

この記事では、

”ソニー生命の変額保険

「SOVANI」”

について

わかりやすく解説していきます

この記事では、

ソニー生命の変額保険

SOVANI(そばに)

について解説していきます。

 

変額保険とは

まず変額保険とについて簡単に解説します。

変額保険とは、

”運用結果により返戻金が変動する生命保険”のことです。

通常の生命保険は、”毎月いくらで何年間支払ったらいくら戻ってくる”という具合にあらかじめ結果が決まっているものがほとんどです。

しかし、変額保険はそれが決まっていないわけなので、当然運用結果がマイナスで終わってしまうというもあり得ることになります。

中には”運用結果がどうなろうと何円以下にはならない”といった最低限保証が設定されているものもあります。

 

SOVANIとは

SOVANIとは、

”ソニー生命が2022年11月より販売している変額個人年金保険”です。

「SOVANI」は変額保険になるため、運用結果により返戻金が増減します。

また、最低限保証はありません。

 

「SOVANI」は以下の2種類が存在します。

変額個人年金保険(無告知型)22/無配当 毎月3,000円の払い込みで加入可能
一時払 変額個人年金保険(無告知型)22/無配当 50万円以上の一時払いで加入可能

 

 

SOVANIは独立勘定

「SOVANI」の運用は独立勘定となっています。

独立勘定とは、

”他の保険商品とは資産を分けて独立した運用を行うこと”を言います。

つまり、SOVANIと他のソニー生命の保険商品は区別されて運用されているということです。

運用プラン名と主な投資先は以下の通りです。

プラン名 主な投資先資産 主な投資先資産の運用会社
バランス型20 ディメンショナル・ファンズ・PLCワールド・アロケーション 20/80 ファンド(円建て) ディメンショナル・アイルランド・リミテッド
バランス型40 ディメンショナル・ファンズ・PLCワールド・アロケーション 40/60 ファンド(円建て) ディメンショナル・アイルランド・リミテッド
バランス型60 ディメンショナル・ファンズ8・PLCワールド・アロケーション 60/40 ファンド(円建て) ディメンショナル・アイルランド・リミテッド
バランス型80 ディメンショナル・ファンズ・PLCワールド・アロケーション 80/20 ファンド(円建て) ディメンショナル・アイルランド・リミテッド
日本株式型TOP 日本株式インデックスファンドS 三菱UFJ国際投信株式会社
日本株式型JV フィデリティ・日本バリュー株式・ファンドSL フェデリティ投信株式会社
日本株式型JG 日本長期成長株集中投資ESGファンドSL ゴールドマンサックス・アセット・マネジメント株式会社
世界株式GQ グローバル・クオリティ・ファンドSL 三菱UFJ国際投信株式会社
世界株式GI グローバル・インサイト・ファンドSL モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント株式会社
世界株式MSP 海外株式インデックスファンドS 三菱UFJ国際投信株式会社
日本株式NOP 日本債券インデックスファンドS 三菱UFJ国際投信株式会社
世界株式GQ グローバル社債クオリティESGファンドSL モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント株式会社
海外債券型FTP 海外債券インデックスファンドS 三菱UFJ国際投信株式会社
日本リート型TSP 日本リートインデックスファンドS 三菱UFJ国際投信株式会社
海外リート型SPP  海外リートインデックスファンドS 三菱UFJ国際投信株式会社
マネー型 自社運用

 

保険ではあるものの、実際は投資信託による資産運用となります。

これらのいずれかを選択するわけではなく、これらを任意の割合で組み合わせることができるので、自分の好みに合わせたポートフェリオを組むことが可能です。

マネー型については、ソニー生命が自ら運用するということになります。

 

 

SOVANIの受け取り方法

「SOVANI」の受け取りが可能になるのは最短で50歳からで、50~95歳までで設定することができます。

また、受け取り方法は基本的には分割になります。

年2回、4回、6回の中から選ぶことができ、支払い月もある程度は自由に設定することが可能です。

例えば年6回にする場合、受け取りを奇数月に設定することにより、偶数月に支払われる公的年金と合わせて毎月収入がある状態にすることができます。

また、特定の条件化にはなりますが、一時受け取りにすることも可能です。

 

 

SOVANIの運用実績・利回り

「SOVANI」の特別勘定ごとの運用実績は、ソニー生命の公式サイトで確認することができます。

以下の表は設定された2022年11月1日から2024年2月29日までの実績です。

https://www.sonylife.co.jp/

 

サイトにある特別勘定ごとの資産額とこの表から計算すると、パフォーマンスの平均は設定来で32.03%となっています。

また、年間利回りに換算すると24.02%となります。

ちなみに、

パフォーマンス上位3位の独立勘定

  • 世界株式型GI
  • 日本株式型TOP
  • 日本株式型JG

を1:1:1のポートフェリオを組んでいた場合、設定来40.46%、年間利回りに換算して30.34%となります。

ここ数年コロナショック以降は多くのファンドで良いパフォーマンスになっていますが、「SOVANI」の運用結果はその中でも非常に良い成績であると言えます。

しかし、サイトに記載されている実績は1年4か月と短い期間であることに注意が必要です。

https://www.sonylife.co.jp/

 

公式サイトによると、契約件数は50万件、保有残高は3兆円以上と紹介されています。

正直規模感はあまりピンときませんが、上のグラフを見ると順調に件数は伸ばしていることがわかります。

また、契約者の大半が一括払いではなく月払いの契約となっていることがわかります。

 

 

SOVANIと投資信託比較

「SOVANI」はその大半が投資信託の組合せによる運用であることがわかりました。

そうなるとふと思い浮かぶのは、

「直接投資信託を購入した方がよいのでは?」

という疑問です。

投資信託ではなくあえて「SOVANI」を選択する理由について考えていきましょう。

 

投資信託よりSOVANIが優れている点

  • 控除

個人年金保険は一般生命保険料控除の対象となっているため、支払金によって税金が控除されます。

例えばサラリーマンなど正社員として企業に属している方は、年間の掛け金が8万円、毎月6,667円以上であれば、年末調整で申請すると約68,000円が還付される計算になります。

しかし、すでに他の生命保険などに加入している場合はそれらも含めた上限になることに注意が必要です。

また、一時払いの場合支払いは一度だけなので、控除を受けられるのも1度だけでありかつ上限金額が8万円であることも注意が必要です。

  • 後継年金受取人

「SOVANI」はオプションで後継年金受取人を指定できます。

後継年金受取人を指定すると、受け取り期間中に契約者が死亡してしまった場合でも後継年金受取人に権利を相続することができます。

 

投資信託よりSOVANIが見劣りする点

  • 手数料

SOVANIは保険であるため、通常の投資信託と比較すると手数料負担が高いというデメリットがあります。

具体的な手数料は以下の通りです。

■手数料・信託報酬

  一時払い 月払い
契約時 なし  保険料の3.0%
信託報酬 年間0.24~0.858% ※マネー型は0%

 

月払いにすると契約時に保険料の3.0%が手数料で引かれてしまいます。

さらに、一時払いと月払いどちらも年間で1.443~2.061%のコストがかかることになります。

つまり、仮に「SOVANI」が年間10%の利回りとなった場合、実質利回りは7.939~8.557%になってしまうということになります。

しかし、投資信託は一概にこれよりも低コストとは言えません。

投資信託の中でもアクティブファンド(平均以上の結果を目指すもの)に限定すると、契約時に3%、信託報酬1~2%という商品は多く存在しているため、「SOVANI」のコストはアクティブファンドと同等であるということになります。

  • 途中解約

生命保険には解約控除というものがあり、満期を迎える前に解約した場合は返戻金が大きく減額されるという特徴があります。

SOVANIの場合、具体的に以下のような解約控除が設定されています。

解約控除 種類 一時払い 月払い
条件 7年未満の解約 5年未満の解約
信託報酬 0~40歳 60%×(1-払込年月数/84) 4%×(1-経過年月数/60)
41~45歳 45%×(1-払込年月数/84))
46~50歳 30%×(1-払込年月数/84)
51~85歳 15%×((1-払込年月数/84)

 

計算式から分かるように、早期の解約になるほど減額が大きくなるようになっています。

また、一時払いの方はそれに加え契約時年齢が若いほど解約控除の減額が大きくなることがわかります。

「SOVANI」を契約する場合は、必ず途中解約することのないように余剰資金で始めることが重要です。

 

 

SOVANIの個人的評価

「SOVANI」は言うなれば、アクティブファンドの分散投資ができる保険であり、加入する価値は十分にあると思います。

確かにコストは高いですが、それを補うパフォーマンスとなっており実質利回りで見ても非常に魅力的と言えます。

今までの実績やプロから見た今後の予想を組み込んで自分なりのポートフェリオを組んでみることで、将来に向けた良い資産運用ができると思います。

しかし、今の利回りが今後も続いていくという期待はおそらくしない方が良いです。

例え今後も好調に推移したとしても、最終的には利回り15%~20%前後に落ち着いてくるのではないかと予想します。

そして特に注意すべき点として、絶対に早期解約することがないように余剰資金で始めることが絶対条件と言えるでしょう。

 

 

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まとめ

  • 「SOVANI」は変動個人年金保険
  • 一時払いと月払いの2種類があり、どちらも16種類の独立勘定で運用される
  • パフォーマンス実績は非常に良い
  • 手数料が高いことと早期解約すると返戻金が減額されることに注意

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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コメント

  1. ちゃま より:

    加入時の手数料が逆になってますよ。一時払がなくて、月払いが3%ですね。

  2. take7investments より:

    ちゃまさま
    ご指摘ありがとうございました。修正しました。

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