【AI半導体】世界を騒がす米国企業”エヌビディア(NVIDIA)”とはどんな企業なのかわかりやすく解説

タケ

この記事では、

”米国企業

「エヌビディア」”

について

わかりやすく解説していきます

 

エヌビディアとは

エヌビディアとは、

アメリカ・カルフォルニア州にある世界最大の半導体メーカーです。

1993年に台湾人であるジェンスン・ファン氏が設立しました。

日本人にはや発音しにくい社名ですが、その由来はラテン語「invidia」から来ており、”無限の未来を見る”という意味です。

かつてはグラフィックボード(PCなどの画面に映像を映し出すための半導体パーツ)の生産を主に行っており、Xboxや任天堂Switchなどのゲーム機の生産にも携わっていました。

現在はAI半導体ビジネスを中心とした事業を行っており、近年のAIブームの影響で急成長中の注目すべき企業です。

 

 

一般認知度はあまり高くない”エヌビディア”

エヌビディアという企業を知らないという方も多いのではないでしょうか。

実はエヌビディアは米国7大銘柄のうちの1つなのです。

米国株式市場の最も有名な指標であるS&P500。

アメリカの主要な500銘柄で構成されているわけですが、実はある7つの企業でその1/4以上を占めているのです。

その7大銘柄はあるアメリカの有名な映画にちなんで

マグニフィセントセブン

と言われています。


マグニフィセントセブンは以下の7つの銘柄で構成されています。

  • グーグル(GOOGL)
  • アマゾン(AMZN)
  • メタ(META)
  • アップル(AAPL)
  • マイクロソフト(MSFT)
  • エヌビディア(NVDA)
  • テスラ(TSLA)

 

構成銘柄のほとんどは世界中で名の知れたブランドであり、おそらく投資を全くしていない方でもご存じの方は多いのではないでしょうか。

しかし、

「エヌビディアだけ知らない」

という方もいらっしゃるでしょう。

一般的な知名度としては、エヌビディアはこの中ではやや低いかもしれません。

しかし、エヌビディアはマグニフィセントセブンの中で、今一番波に乗っている企業と言っても過言ではありません。

 

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近年急騰しているエヌビディアの株価

エヌビディアの過去5年間の株価チャートは以下のようになっています。

 

https://jp.tradingview.com/

エヌビディアの今からちょうど5年前の株価は約42ドル(日本円で約4,700円)程度でした。

2020年頃から新型コロナ蔓延の影響でコロナリモートワークの普及し、PC需要が増加します。

その恩恵によって企業価値が高まり、2021年には株価は約315ドル(日本円で約36,000円)まで上昇します。

その後、オフィスワークへの回帰が進むにつれてPC需要が減少し、2022年には一時110ドルまで株価が低迷してしまいます。

しかし、その後一般向けのAIサービスの普及などによってAI業界が過熱し、AI半導体の製造を行っていたエヌビディアはその影響により株価が急上昇、2024円には500ドルを突破します。

さらに2024年2月の決算が市場予測を上回ったことで株価高騰に拍車がかかり、2024年3月8日時点で875ドル(日本円で128,625円)となりました。

結果的にこの5年間で株価が約21倍に膨れ上がっています。

 

エヌビディアの時価総額

急成長を遂げ今もなお進化し続けているエヌビディア。

その一番の特徴は、時価総額の大きさです。

エヌビディアの2024年現在の時価総額は約1兆8,000億ドルで、半導体メーカーとしては当然世界最大の企業となります。

さらに2024年の2月には、一時的にGoogleの親会社であるアルファベットを抜いて世界の企業時価総額ランキング第4位となり、日本のニュースでも取り上げられました。

数年前から半導体は世界中で需要が高まっており、半導体業界は今後も大きく成長していく業界と言われています。

エヌビディアはその筆頭として今後のさらなる成長を期待されている企業です。

 

エヌビディアの決算

世界を牽引するマグニフィセントセブン。

その中で今現在最も波に乗っている企業エヌビディアは、

”世界の半導体を支配している”

と表現されているほど、世界の半導体業界の代表的存在となっています。

特にその決算は、米国市場のみならず世界の株式市場に影響を及ぼすほどです。

半導体需要は世界的に増えており、各国の経済成長の一役を担っています。

近年の日経平均株価引き上げの要因にも半導体銘柄が大きく起因しています。

実際に、今年2024年の2月のエヌビディアの決算は、世界の株式市場に大きな影響をもたらしました。

発表された決算の内容は、高く期待されていた事前の市場予測をさらに上回る結果でした。

それを受け、米国株式指標のナスダックとS&P500が上昇。

さらに日経平均株価もそれに釣られるかたちで上昇し、日本株式史上初の4万円台到達へとつながりました。

世界の半導体メーカーの代表と言えるエヌビディアの決算は、半導体業界全体の期待値と言っても過言ではありません。

 

米国銘柄エヌビディア株(NVDA)の魅力

エヌビディア株の魅力は、将来的な株価上昇に期待できることです。

企業として成長を続けており、株価においても「そろそろ天井かな」という予想を何度も打破し上昇を続けています。

この先大きく価値が上がることを信じて、投資家たちはエヌビディアの株式を保有しています。

一方で、エヌビディアの配当は年4回ありますが、ここ最近の配当金は0~0.04ドル程度と極端に低いです。

高配当が多い米国銘柄ですが、エヌビディアは配当金のメリットはほぼありません。

 

米国銘柄エヌビディア株(NVDA)の不安要素

エヌビディア株の不安要素は、指標から見ると現在の株価は非常に割高な状態であり、そのうち暴落するかもしれないという点です。

エヌビディアに限らず、現在の半導体業界はいわゆる”半導体バブル”の状態にあると言われています。

つまり、実際の価値よりも株価が大きく膨らみ過ぎている状態であると言われています。

PBRは約50倍、PERは70倍となっており、高値の状態の目安である数値を大幅に越えています。

しかし、ここまで急速な成長中の銘柄であれば指標が追いつかないため参考にならないという意見もあります。

 

エヌビディアの株は買うべきか

結論か言うと、投資を始めたばかりの段階では優先的に購入する必要はないと思います。

理由は以下の3つです。

 

  • 配当が低い

エヌビディアは配当金が非常に低いため、将来的に企業がさらに成長することを期待して長期保有するか、短期的に売買して差益を得るかになります。

どちらにせよキャピタルゲインを得るしか方法はなく、インカムゲインを狙う投資に比べてややリスクが高いと言えます。

 

  • 株価の変動が激しい

これは米国株全体にも言えることですが、エヌビディアは株価の変動が激しい傾向があります。

短期売買で利益を狙いやすいかもしれませんが、当然その分損をしてしまう可能性もあります。

 

  • 株価が高い

2024年3月現在のエヌビディアの株価は日本円で12万円を越えています。

米国株は基本的に1株単位で購入できますが、それにしても安く手に入るものではありません。

 

しかし、半導体業界は今後のさらなる成長が期待されており、エヌビディアもその筆頭として今後の更なる成長が期待されています。

もしエヌビディアの株を購入するのであれば、将来さらに企業価値が高まり株価が上がることを狙い、キャピタルゲイン狙いで長く持ち続けることをお勧めします。

 

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まとめ

  • エヌビディアとは、世界最大の半導体メーカー
  • エヌビディアは近年急成長を遂げており、5年で株価が21倍になった
  • 配当利回りは低いため、将来的な成長に期待してキャピタル狙いの長期保有がおすすめ

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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