【NISA損切り?】積み立て投資信託の多くが3年未満で解約されてしまう理由を考察|投資信託で損をしないための3つのポイント

タケ

この記事では、

”積み立て投資信託の多くが3年未満で解約される理由”

について

わかりやすく解説していきます

 

投資信託は低リスクの長期投資

積み立て投資信託は、初心者でも簡単に始めることができ、長く続けることでコストやマイナスリスクを抑える投資方法です。

しかし、

QUICK資産運用研究所の調査によると、

  • 投資信託の平均保有年数は約4年
  • 積み立て投資信託に限定すると約2.5年

とかなり短期間という結果になっています。

なぜこのような結果になってしまうのでしょうか。

 

 

投資信託が3年未満で解約される理由

最初から短期の予定だった

投資信託を最初から2~3年と決めて行っていた場合です。

例えば3年後に子供の入学などで資金が必要なのでそれまでに少しでも増やしたいといったような場合です。

この場合、積み立て投資信託という方法は適切ではありません。

投資信託は短期間かつ”〇年間だけ”と期間を限定して行うと、低い利回りになってしまったり、場合によっては元本割れしてしまうリスクが高まります。

もしこのような場合で投資するとしたら、短期間の国債などにすべきでしょう。

 

急に資金が必要になった

ずっと預けておく予定だったが、急な出費などで現金が必要になったという場合です。

この場合、余剰資金で投資をしていなかったことが失敗の要因です。

投資を行う場合、任意の期間で投資することができるように、今後しばらく必要としていない資金で行うことが重要です。

急な出費にも耐えられないほどに投資につぎ込んでしまうと、結果的に投資が中途半端で終わってしまい、マイナスになってしまうリスクがあります。

 

マイナスに耐えられなくなった

短期間での含み損に耐えられず、これ以上マイナスが大きくなる前に解約しようと考える場合です。

これは初心者がやってしまいがちな行動の一つです。

特に、積み立て投資信託はそのほとんどが分配金再投資型であり、分配金は支払われません。

そのため、投資者目線では分配金もなく価値も下がり続けていることに強いストレスを感じてしまい、

「解約した方がいいのでは…」

と考えてしまうのです。

いくらマイナスリスクの低い投資信託であっても、1~2年など短期間ではマイナスになってしまう場合もあります。

むしろ、それを回避するための長期投資なのに、このタイミングで解約してしまうことは本末転倒です。

 

他の投資に興味が沸いた

投資信託をきっかけに投資に興味が沸き、個別株取引やFXに資金を費やすために投資信託を解約するという場合です。

日々含み益が増える喜びやチャートの一喜一憂を知ることで、投資信託では物足りなく感じてしまい、途中でやめてしまうということがあります。

 

他の投資信託に乗り換え

あまり深く考えずに契約したものの、投資の知識が深まるにつれて今の商品があまり良いものではないと思い、他の投資信託に変更する場合です。

これも初心者がやってしまいがちな行動の一つです。

知識が深まりより良いものに変更することは決して悪いことではありませんが、短期で終えることでやはり損をしてしまうことがあります。

 

 

積み立て投資信託で損をしないための3つのポイント

Point1. 長く続けられる金額設定

投資は”余剰資金”で行うことが前提となります。

余剰資金とは、

”今後の人生プランや急な出費に備えたうえで、当面使用しないお金”のことです。

毎月1,000円でも問題ありません。

月々の金額よりも何年続けられるかのほうが遥かに重要です。

 

Point2. 商品選び

長く続けるものなので商品選びは重要です。

とはいっても「必ず儲かる投資」なんてものはありませんが、「儲かりやすい投資」は選ぶことはできます。

特に注意すべきなのは以下の3つです。

  • 売買手数料無料
  • 信託手数料は1%未満(最低でも1.5%以下)
  • 投資先が全世界、もしくは複数商品を購入

これらを考えずに購入すると、後々後悔してしまう可能性があります。

 

Point3. マイナスに囚われない

短期的なマイナスに焦って解約してはいけません。

マイナスに耐えきれずに違う投資信託に乗り換えたり、違う投資を始めたところでプラスになる保証はありません。

むしろ、手数料などの観点で言えば余計なコストがかかっていることになります。

特に上に挙げた2つの条件を満たしていれば、長く続けることで一時的にはマイナスであってもいずれプラスになる可能性は高いです。

長い視点で投資を行いましょう。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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