この記事では、
”BDC銘柄”
について
わかりやすく解説していきます
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BDCとは
BDCとは、”Business Development Company”の略で
”アメリカのベンチャー企業や中小企業を対象とした経営サポート投資会社”のことです。
BDCは、投資会社法という投資家に対する規制を定めた法律の枠組みの中で設立された企業で、1980年頃に誕生しました。
銀行から融資を受けにくい中小企業やベンチャー企業に対して金融的な支援や経営的なアドバイスなどを行うことを目的としています。
しかし、銀行から融資を受けられない中小企業は、当然ながら脆弱な経営状況なものが多くのも事実です。
特に2008年のリーマンショックでは、投資に失敗し破綻に追い込まれたBDCも多くありました。
今あるBDCは、リーマンショックに生き残った会社、言わば”精鋭”と言えるでしょう。
BDC銘柄とは
BDCは大抵は証券取引所に上場しており、個人がBDCに対して投資することも可能です。
上場しているBDCの株をBDC]銘柄と言います。
BDC銘柄の特徴は「高配当」
BDC銘柄は、規制投資会社の指定を受けることが可能であり、その場合は利益の約90%を投資者に還元することを条件に法人税の免除が免除されるのです。
そのため、BDCは得た利益の大半を投資家に対して還元するという特徴があります。
つまり、BDC銘柄は高配当銘柄であるということになります。
ちなみに、日本の不動産投資信託であるRIETも同じ仕組みとなっています。
BDC銘柄のメリット
BDC銘柄に投資する最大の魅力は高配当です。
利益の約90%を投資者に還元することを条件に法人税の免除を受けるという特殊な形態であるため、BDC銘柄は利回りが10%を越えるものも多く存在します。
高配当な特徴な米国銘柄の中でも、特に特に魅力的な銘柄です。
BDC銘柄は日本では買えない⁉
BDC銘柄を買おうと思っても
「証券会社の銘柄検索で出てこない…」
と困っているいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、BDC銘柄は日本の証券会社で取り扱っていません。
日本の証券会社でBDC銘柄が買えない理由
BDCが日本の金融庁に届出を提出していないことが理由です。
実は、かつて楽天証券がBDC銘柄を取り扱っていました。
しかし、BDCは投資法人であり取り扱いには日本の金融庁に届出が必要であるという見解に変わったことで、取り扱いができなくなってしまいました。
BDCに投資する方法は「投資信託」
今、日本でBDC銘柄に投資する方法は、投資信託です。
日興アセットマネジメントの、
“ミューズニッチ米国BDCファンド”
を購入することでBDC銘柄に投資することができます。
ミューズニッチ米国BDCファンドは、資産のうち90%以上がBDC銘柄にという投資信託です。
選択できるコース
- 毎月分配型・為替ヘッジあり
- 毎月分配型・為替ヘッジなし
- 年2回決算型・為替ヘッジあり
- 年2回決算型・為替ヘッジなし
手数料
- 販売手数料:3.3%
- 信託報酬:2.08%
2023年の実績を見てみると、
毎月分配型は、年間450円の分配が行われており、トータルリターンは約4%となっています。
今のところアクティブファンドとしては物足りない実績となっています。
信託や手数料の高さを考えると、今後さらにパフォーマンスが上がることを期待したいところです。
まとめ
- BDC銘柄は高配当が魅力の銘柄
- 現状日本の大手証券会社では購入できない
- 投資信託でBDC銘柄に投資することができる
最後までお読みいただきありがとうございました。
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