この記事では、
”ROBOPRO(ロボプロ)”
”WealthNavi(ウェルスナビ)”
について
わかりやすく解説していきます
ROBOPRO | WealthNavi |
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ロボアドバイザーとは
ロボアドバイザーとは、
”AI(人工知能)を活用して個々の投資家に代わり資産運用のアドバイスや運用そのものを行うサービスのこと”です。
具体的には、利用者のリスク許容度や予算、投資目標最適なポートフォリオ(資産配分)を提案してくれたり、自動で資産運用を行います。
ロボアドバイザーには大きく分けて以下の2種類存在します。
- アドバイス型(提案型)
利用者が提示した希望や条件をもとにポートフォリオを提案します。
最終的な投資判断は利用者が下し、実際の投資も利用者自身が行います。
- 一任型
利用者が提示した希望や条件をもとにポートフォリオを作成し、実際に資産の買い付けを行います。
また、運用結果を定期的に確認しリバランス(資産配分の見直しと改善)も自動で行うため、利用者がすべきことは最初の条件を提示するだけになります。
ロボアドバイザーは、まだ投資の知識や経験が浅い投資初心者や、仕事で日々忙しく時間がない方々にとって、便利に投資を行える手段として近年人気となっています。
ROBOPRO(ロボプロ)とは
ROBOPRO(ロボプロ)とは、
”株式会社FOLIOが提供するロボアドバイザー”です。
株式会社FOLIOはSBIグループ企業であり、SBI証券の投資運用サービス
「SBIラップ」
という商品を提供しています。
SBIラップについては別記事で紹介しています。
WealthNavi(ウェルスナビ)とは
WealthNavi(ウェルスナビ)とは、
”ウェルスナビ株式会社が提供するロボアドバイザー”です。
ウェルスナビ株式会社は三菱UFJ銀行と資本提携を結んでおり、三菱UFJ銀行がウェルスナビの株式を保有しています。
今年2024年5月にあずかり金額1兆2千億円を突破した大規模AI投資サービスであり、投資だけではなく保険の選定サービスも行っています。
2024年現在、ロボアドバイザーの最大手と言っても良いでしょう。
実績比較
ロボプロの実績
ロボプロの公式サイトに以下のような実績グラフが紹介されています。
サービスが開始された2020年1月2024年2月末までの4年1ヶ月間の実績は+68.84%と記載されています。
サービス開始直後にコロナショックにより大きく落ち込んでいたことを踏まえると、非常によいパフォーマンスであると言えます。
これを年間利回りに換算すると、ロボプロの利回り実績は約13.69%となります。
グラフにあるTOPIXを同じ条件で利回りを計すると11.91%となるので、市場平均を上回りパフォーマンスを発揮していることがわかります。
ロボプロは、金融庁が発表した過去3年間のロボアドバイザーパフォーマンスの中でNo1と評価されています。
ウェルスナビの実績
ウェルスナビの公式サイトに以下のような実績グラフが紹介されています。
このグラフは”リスク許容度3”のグラフとなっているようです。
サービスが開始された2016年1月から2024年4月末までの8年3ヶ月間の元本推移と運用実績が記載されています。
これを年間利回りに換算すると、ウェルスナビの利回り実績は約13.89%となります。
ちなみに、リスク許容度により実績が異なっており、サイトに記載されている金額から計算した、リスク許容度別の利回りは以下の通りになります。
リスク許容度 | 利回り実績 |
---|---|
1 | 約9.98% |
2 | 約12.27% |
3 | 約13.89% |
4 | 約15.38% |
5 | 約15.64% |
リスク許容度が高いほど良いパフォーマンスとなっているようです。
しかし、その名の通りリスク許容度が高いほどハイリスクであるということに注意が必要です。
運用実績の比較結果
パフォーマンスのみの比較ではほぼ互角な結果ですが、サービス開始直後にコロナショックを迎えながら高いパフォーマンスを発揮しているロボプロがやや優勢と言えるでしょう。
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手数料比較
ロボプロの手数料
手数料 | 金額(税込み) |
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申込手数料 | 0% |
年間手数料 | 1.1% |
解約手数料 | 0% |
ウェルスナビの手数料
手数料 | 金額(税込み) |
---|---|
申込手数料 | 0% |
年間手数料 | 1.1%(長期割の場合1.1%~0.99%) |
解約手数料 | 0% |
※長期割:運用期間と金額に応じて6ヵ月ごとに手数料の割引が拡大するプログラム
手数料の比較結果
どちらも年間手数料は税込み1.1%となっていますが、ウェルスナビは長く続けることで”長期割”が適応される可能性があるため、ややウェルスナビの方が低コストと言えます。
ちなみに、年間手数料1.1%と投資信託の信託手数料(年間コスト)を比較すると、インデックスファンドよりは高めではありますが、アクティブファンドと比較すると安価であると言えます。
両社の運用実績がどちらも市場平均を越えていることを踏まえると、ロボプロとウェルスナビどちらも良コスパと評価できます。
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NISA対応比較
ロボプロのNISA
ロボプロは2024年6月現在NISA非対応となっています。
しかし、SBI岡三アセットマネジメントが提供する
と言う投資信託は、ロボプロのエンジンを利用した投資信託としてNISAに対応しています。
ROBOPROファンドはSBI証券で購入することができます。
ウェルスナビのNISA
ウェルスナビの、
「おまかせNISA」
という商品がNISA対応となっています。
おまかせNISAもロボアドバイザーであり、自動積立に設定しておくと年間手数料が0.693~0.733%となりさらに低コストとなります。
NISAの比較結果
NISA口座でロボアドバイザーを購入したい場合は、ウェルスナビのおまかせNISAを利用することで可能となります。
ロボプロはNISA非対応ですが、SBI証券で投資信託ROBOPROファンドを購入することで可能になります。
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まとめ
- 運用実績はほぼ互角だが、状況的にはロボプロはやや優勢と言える
- 手数料はほぼ互角だが、「長期割」があるウェルスナビがやや優勢と言える
- ウェルスナビはNISA対応、ロボプロは非対応
- SBI証券で”ROBOPROファンド”を購入することでNISAでロボプロに投資できる
最後までお読みいただきありがとうございました。
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