新NISAはメリットだらけ⁉旧→新NISAの変更点とよくある質問をわかりやすく解説【おすすめ証券会社】

12月年の瀬です。

2023年も間もなく終わりを迎え、2024年がやってきます。

本日は、

2024年から始まる

新旧のNISA

についての記事となります。

またこの記事では、

  • 2023年までのNISA=旧NISA
  • 2024年から始まるNISA=新NISA

として解説していきます。

NISAの基礎知識については過去記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

この記事の内容
  • 旧NISAと新NISAの違い
  • 新NISAの注意点
  • 新NISAでよくある質問

 

旧NISAと新NISAで変わったこと

金融庁のHPにあるNISA制度についての案内を見てみましょう。

ここから分かる大きな変更点は以下のようになっています。

  • 名称
  • 選択制→2枠併用可
  • 年間投資枠
  • 非課税保有期間
  • 非課税保有限度額
  • 成長投資枠の対象商品が制限

名称

  • つみたてNISA ⇒ つみたて投資枠
  • 一般NISA ⇒ 成長投資枠

にそれぞれ名称が分かりました。

選択制→2枠併用可

つみたて投資枠と成長投資枠どちらも利用できるようになりました。

年間投資枠

  • つみたてNISA:年間120万円まで
  • 一般NISA:年間240万円まで

まで、合計年間360万円まで利用できるようになりました。

非課税保有期間

税金がかからない年数がどちらも無制限になりました。

非課税保有限度額

限度額が2枠合わせて合計1,800万円(成長投資枠は1,200万円)に上がりました。

*簿価残高方式とは?

薄価残高方式=買ったときの価値で計算すること

もし500万円で購入した株が1,800万円まで価値が上がったとしても、500万円分のNISA枠と見なされ、あと1,300万円分のNISA枠が空いているということです。

成長投資枠の対象商品が制限

成長投資枠で買える投資信託に制限がかかりました。

購入したい投資信託が新NISA対象なのかを事前に調べる必要があります。

金融庁のHPからNISA対象商品を確認することができます。

 

旧NISA⇒新NISAの改良点・改悪点まとめ

改良点

  • つみたて投資枠と成長投資枠どちらも利用可能に
  • 年間で利用できる上限金額がアップ
  • 税金のかからない期限が無期限に延長
  • 合計で利用できる上限金額がアップ

改悪点

  • 成長投資枠の対象商品が限定される

 

新NISAはデメリットがほぼない

2024年からのNISAは全体的に改良されています。

ネット上には、

”新NISAに騙されるな”

”新NISAの落とし穴”

というような目の引く謳い文句もありますが、それらは読んでみると、

”無理な投資をしていまう”

”初心者はマイナスが怖くてすぐ売ってしまう”

”いつか制度が改悪されそう”

など投資そのものの注意点か、もしくは予想がほとんどです。

新NISAは投資をする上で利用すべき制度であることは間違いありません。

 

新NISAで注意すること

新NISAを利用する上でを注意すべき点をご紹介します。

注意すべきとはいっても、”知らないともったいない”という意味です。

 

特別分配金

投資信託などでもらえる分配金には実は2種類あります。

  • 普通分配金:課税対象 =NISA口座じゃないと税金がかかる
  • 特別分配金:非課税対象 =NISA口座じゃなくても税金がかからない

特別分配金とは別名

「元本払戻金」

とも呼ばれ、その名前の通り投資元本を切り崩して支払う分配金のことです。

特別分配金となった場合には税金がかかりません。

特別分配が続いている投資信託は、今後も特別分配になる可能性が高いです。

そうなると貴重なNISA枠で買うにはもったいないかもしれません。

NISAで買うのであれば普通分配金が続いている投資信託がおすすめです。

*特別分配金の仕組み

例えば、1口10,000円で年1回500円の分配金が出る投資信託Aがあったとします。

投資信託Aの今年の利益は1口あたり100円でした。

しかし、500円の分配金を支払うため元本の10,000円から400円をを切り崩さないといけないため、投資信託の価値が9,600円に下がってしまいます。

このように捻出される分配金を特別分配金と言います。

株主優待

株主優待目的で株を買う場合は、NISA口座を利用すべきか注意が必要です。

株を持っていることで得られる配当金、また株を売って得た利益(買った時より高く売れた場合)には税金がかかりますが、株主優待でもらう商品には税金はかかりません。

もし株主優待目的の株でNISA口座の枠を使ってしまった場合、投資信託や高配当株など配当目的の投資の枠がなくなってしまってはもったいないです。

将来的にNISA枠を目一杯利用したい方は、優待目的の銘柄よりも配当金が多い銘柄に使用した方がよいでしょう。

 

ロールオーバーがない【旧NISA利用者限定】

旧NISAは期間に限りがあったものの、終わったらまた新たにNISA口座を開設してそこに移すという制度がありました。

これを

ロールオーバー

と言います。

しかし、旧NISA→新NISAへのロールオーバーはありません。

2024年以降は、旧NISAの期間が終われば課税口座に移すか売却するかのどちらかになります。

 

NISAでよくある疑問

Q.新NISA口座を開設したら旧NISAはどうなる?

A.旧NISAはそのまま残ります。

新NISAは旧NISAとは別物です。

旧NISAとは別に新NISAを解説することになるため、旧NISAの非課税は2024年以降も有効です。

 

Q.旧NISAと同じ証券会社で新NISAも利用したいときは申込は必要?

A.申込は必要ありません。

旧NISA口座を利用している人は自動的に新NISA口座が開設されるようになっています。

証券会社を変更したいときのみ手続きが必要になります。

 

Q.新NISAから旧NISAと別の証券会社に変えたいときはどうする?

A.申込が必要で、旧NISAを残すか残さないかによって変わります。

旧NISAで行っている投資を解約して口座をなくしてしまうのか、旧NISAの投資はそのままにしておくのか、どちらにするのかによって用意する書類が違ってきます。

  • 旧NISAを解約したい

→旧NISAを開いている証券会社から非課税口座廃止通知書をもらい、新NISAを開きたい証券会社に開設の申し込みをする。

  • 旧NISAをそのままにしたい

→旧NISAを開いている証券会社から勘定廃止通知書をもらい、新NISAを開きたい証券会社に開設の申し込みをする。

旧NISAの証券会社から書類をもらい、新NISAの証券会社に手続きをすることには変わりありませんが、もらう書類が異なる点に注意しましょう。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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