個人向け国債について簡単にわかりやすく解説|実は投資初心者にはおすすめの理由

先月の中旬に

アメリカ国債長期金利が5%を越えた”

というネットニュースがありました。

稀にテレビCMでも耳にする国債とは一体どのようなものなのでしょうか。

 

この記事では

個人向け国債

について解説していきます。

 

 

 

国債とは

国債とは、

”国がお金を借りるために発行する証券”です。

つまり、国債を買うということは、国にお金を貸すということになります。

もちろんお金を貸すので、利息がつき、決められた期日にお金が返ってきます。

期間は1年~10年の間で期間が設定されており、金利は日々変動しています。

 

 

国債と株式の違い

国債は国の借金のため、返済義務があります。

つまり、国債は国がなくなってしまわらない限り、必ず利息が付いて返されることになります。

つまり投資家目線では、国債は限りなく100%に近い確率で利益が出る投資と言うことになります。

 

一方で株式は企業が資金調達のために発行しているものですが、借金ではないため返済の義務はありません。

利益が出たら、その一部を投資者に還元するというものです。

 

国債と株式の違い
  • 国債=国にお金を貸すこと。国は返済義務がある。
  • 株式=企業の経営を支援すること。企業には返済義務はない。

 

 

国債の金利は2種類ある

変動金利

国債を購入してから返済までの間、定期的に金利が変動し続ける国債です。

限りなく0%に近づく場合もありますが、ほとんどがマイナスにならないようになっています。

固定金利

購入時の金利が適応され、それに応じて返済時の利息が計算される国債です。

購入時に期間と金利がわかっているため、最終的な利益がわかり計画的な資産運用ができます。

アメリカの国債米国債は全てこの固定金利です。

 

 

国債の金利は何によって決まるのか

国債の人気で金利が変わる

金利の変動する理由は一言で言えば、国債の人気によって決まります。

さらに分かりやすく言えば、

という仕組みになっています。

なぜそうなるのでしょうか。

そのポイントとなるのは、

需要が高まれば販売価格が上がるという市場原理です。

 

金利が変動する例

ここで、

  • 現在10,000円で発行されている
  • 1年後に10,300円で返済される

という国債を例に、以下の3つのケースを考えてみましょう。

 

  • 通常の場合

10,000円で購入 → 10,300円返済

となり、300円の利益が得られました。

1年で3%増えたため金利は3%です。

 

  • 人気が高まった場合

ではこの国債の需要が上がったことにより、

販売金額が10,000円→10,200円に上がりました。

するとどうなるでしょうか。

10,200円で購入 → 10,300円返済

となり、100円の利益が得られました。

1年で3%増えたため金利は1%です。

 

  • 人気が下がった場合

次にこの国債の需要が下がったことにより、

販売金額が10,000円→9,800円に下がりました。

するとどうなるでしょうか。

9,800円で購入 → 10,300円返済

となり、500円の利益が得られました。

1年で3%増えたため金利は5%です。

 

このように返済金額が変わらずに商品価格が上下するため、相対的に金利が変動してしまうということです。

 

Point

 

 

利付債と割引債

利付債

利付債(りつきさい)とは、

”毎年利率に応じて金利が毎年支払われる国債のことです。

例えば、金利1%の10年国債(利付債)を100万円分購入した場合、

  • 100万円×1%=10,000円

となり、毎年10,000円が支払われ、10年間で10万円の利益を得ることができます。

ただし、毎年支払われるため複利効果はありません。

 

割引債(ゼロクーポン債)

割引債(わりびきさい)、別名ゼロクーポン債とは、

”利息×年数で計算された金額の分、割引で買える国債のことです。

満期になれば満額返済されるため、その差が利益となります。

例えば、金利1%の10年国債を100万円購入した場合、

  • 100万円×101%^10年=1,104,622円

となるため、104,622円の利益が得られる計算になります。

割引債はこの利益分を安く買えるということなので、

  • 100万円-104,622円=895,378円

で購入できるということになります。

満期になれば100万円が返済されることになるので、利益は通常の国債と変わりません。

 

 

国債のメリット

国がなくならない限り元本保証

国債は国にお金を貸す行為なので、どんなに低利子であっても当然元本は返済されます。

保険会社が倒産しない限り満期で元本が保証されているという点では、一部の生命保険

と同じシステムと言えます。

しかし、生命保険のような高い手数料などはありません。

 

高い信用性

株式投資は発行元の企業がもし倒産してしまえば、持ち株の価値はゼロになってしまいます。

日本の東証に上場している企業の倒産はおおよそ年間平均8件、確率としては0.2%です。

つまり、確率的には1,000銘柄持っていたら毎年2件は価値がゼロになるということになります。

一方で、日本やアメリカのような国がこの先10年以内に経済的にデフォルトするような可能性は極めてゼロに近いと言えるでしょう。

 

 

国債のデメリット

利回りが低い

冒頭でのアメリカ国債金利5%がニュースになるくらい、国債の利回りは投資信託などに比べて低いです。

投資信託では10%を越えるようなパフォーマンスが多くなってきている中、日本の国債に至ってはほとんどの商品が金利1%以下となっています。

裏を返せば、金利が高い=国債の人気が低い状態=他の投資が好調であるということです。

 

1年未満の換金不可

国債は基本的に購入後1年は換金ができません。

”新窓販国債”という国債は途中換金が可能ですが、金利が大幅に下がってしまいます。

 

 

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まとめ

  • 国債は”国への貸付”で国は返済義務がある
  • 信用性が高く満期で元本保証のある投資
  • 利回りが低く、1年未満の換金できない
  • 金利国債の人気に応じて変動する

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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