今回は過去にご紹介した
サニーガーデンEX
について、私自身加入から1年経った現状報告をさせて頂きます。
今後契約を検討されている方の参考になれば幸いです。
私が加入しているのは、
サニーガーデンEX
積立利率変動型一時払終身保険(米ドル保険料建15)
になります。
サニーガーデンEXのWEBサービス
サニーガーデンは基本的にペーパーレスのため、契約情報やお知らせはWEBページで確認することになります。
年配者がメインターゲットの保険だけあって、シンプルで見やすい仕様となっています。
続いて契約内容についてですが、契約内容は以下のようになっています。
積立利率
この契約は、保険料1,000万円で2023年2月13日に契約しました。
積立利率計算基準日は契約日で、当時の積立利率3.84%が設定されています。
積立利率の計算式は以下のようになります。
実は、この年の秋には4.8%まで積立利率が上がっており、結果論ですが契約のタイミングとしてはあまり良くなかったと言えます。
積立利率と実質利回り
「積立利率と実際の利回りは違うのでは?」
と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
サニーガーデンEX積立利率通りに増える理由は以下の2つあります。
- 一時払いのため年間の運用手数料がかからないため
- 契約時の手数料は窓口となる金融機関に別で支払うため
また、解約時に保険料を年金支払にする場合、日本円にして受け取る場合などは別途手数料がかかります。
これらを含めて実質利回を計算すると、積立利率よりも低くなってしまいます。
積立金
契約時に支払った保険料はは75,597.22ドル、1年後の積立金は78,597.46ドルです。
1年間の利回りを計算すると3.97%となり、積立利率の3.84%よりなぜか高くなっています。
その理由は、上の画像の日が契約日から1年と12日経過しているからです。
保険料は1年経過で一気に増えるのではなく、日々少しずつ増えていきます。
今回の場合は、1年で3.84%+12日分積立額が増えているということになります。
解約返戻金
この契約の2/25時点での解約返戻金は67,806.03となり解約控除額と市場価格調整額の分が引かれる計算となります。
サニーガーデンEXにおける、1年以上2年未満での解約控除は9%です。
なのでもし今解約すると、現在の積立金78,597.46ドルの9%である7073.77ドルが引かれることになります。
契約時当初は1ドルあたり約134円だったので現在はかなり円安となっているため、円換算でプラスとなっています。
しかし、ドル円相場が同じであれば1年目での解約は大きく損をすることになるでしょう。
市場価格調整額
市場価格調整額は市場価格調整率をかけて求められます。
市場価格調整率は保険会社によって異なり、サニーガーデンEXの市場価格調整率の計算式は以下のようになります。
1-[(1+加入時積立利率) ÷(1+解約時積立利率+※控除率)]^(満期前の残り月数 / 12)
※0.97%~0%の間で残り満期までの残り年数が少ないほど低くなる
市場価格調整額はWEBページに記載もしてあるため、詳しい計算は覚える必要はありませんが、以下のような傾向があると認識しておきましょう。
契約時の積立利率>解約時の積立利率
→ 市場価格調整プラス
契約時の積立利率<解約時の積立利率
→ 市場価格調整マイナス
残り期間が長い
→ 市場調整価格の数字が大きくなる
残り期間が短い
→ 市場調整価格の数字が小さくなる
保険や資産運用はFPに相談するのがおすすめ
保険などで将来に向けた資産運用をお考えであれば、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがおすすめです。
- FPが相談対応
- 特定の商品営業がなく中立アドバイス
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のため安心して相談できます。
契約をお考えの方へ
今回は契約内容ページについてご紹介しましたが、基本的には10年間の契約なので頻繁に確認する必要はないと思います。
しかし、もし契約中にやむを得ず解約する必要性が出てきた場合、マイナスにならないように現在の積立額や解約返戻金を確認する必要があります。
また、特に金融機関の店頭などで契約される場合、このような途中解約のデメリットはあまり詳しく説明されない場合があります。
契約をお考えの方はこのようなリスクを踏まえてご検討ください。
また機会があればお伝えしたいと思います。
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